R-magazine_vol2

佐藤拓也 昭和39年10月30日生まれ 母が妊娠 8 ヶ月の未熟児として生まれる。 オムツ交換をはじめ様々な場面にて身体の異常を感 じた両親が足立学園(現 療育センター)にて受診。 脳性まひと診断され6歳から 15歳まで入所。幼 い頃から絵を描く事が好きでスケッチブックに向か い絵描きながら成長。高校卒業後、障害者施設に入 所し 20 歳から 30 歳過ぎまで油絵を学び絵描きへ の道を夢見るが首への負担が酷くドクターストップ となる。生き甲斐を失くし途方に暮れていたところ、 足立学園時代に世話になっていた先輩から語り ( 民 話や昔話を暗記して話す)と言うモノがあると聞か され、誘われるまま習う事に。喋る以外の選択肢が 見つからなかったこともあり抵抗なく入る事が出来 た。コンクール出場に向け練習を重ねダメ元でコン クールに応募したところ平成 10 年度第 7 回わたぼ うし語り部コンクールにてグランプリを受賞。これ を機に独立してみち企画として始動。 何度かの発表会と展示会を終える。この頃、ファショ ン協会(Kfa)の存在を知り、池浦CEO と面会し たところ、Kfa で様々な業種の人達と知り合い、そ こで問題解決や友達を増やしていけば良いのでは、 というアドバイスを得、今に至る。現在、語りと平 行し、落語活動を行う。年間を通して 5・6回門司 港にある関門海峡ミュジアムで「海峡寄席」参加し ている。多くの知人友人を増やし、これからも活動 を増やしていきたい! 北九州市制60周年記念市民公募事業 第6回グランドシニアシャレトーネショウ IN 北九州 ーそれぞれの人生 それぞれが主役ー 綺麗になっていただきたいとメイクボランティアを長 年続けてきた中で、「綺麗にしてもらっても行く場所 がない。見せる人もいない。」 その声から始まったのが、このショウです。 お陰様で6回目を迎えようとしています。 これも皆様のご協力・ご支援のお陰と 、感謝申し上 げます。 今年の最高齢笑顔がとても素敵な101歳の女性 は、お着物でランウエイ。 3年前脳梗塞で倒れた86歳の女性は、まだ麻痺が 残っているけれど、頑張れば、この位の健康体になり、 オシャレも楽しめる事を、皆さんに見てもらいたいと 張り切っています。 喜んでいただければ、で始めましたが、出演者様には 生きがいとなり、出演者様からは、元気と勇気と笑顔 と涙と・・沢山のものをいただけるショウとなりま した。 どうぞ、人生の先輩方のハレの姿に応援をよろしくお 願い致します。 シャレトーネショウ実行委員長 成瀬 須美子 C O N F I D E N C E page12

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