R-magazine-vol7

C O N F I D E N C E 家庭の料理の大切さ 世の中の移り変わりの速さは、目まぐるしいものがあります。 しかし食べ物を消化する時間も、それを味わう時間も昔から変わっていません。 この変わらない何かに大切なものがあると信じて、 料理を作り続けています。 自分の体を作っている食事は、思いのままにならない世の中の動きと違い、 自分でどんな身体にするのかを、決めることが出来る少ない行動なのです。 家庭の中で料理こそ、自分の意志で家族の健康も、共有の価値観の持てるのです。 健康な食事と言えば、玄米食やマクロビオテックなど思い浮かべますが、 そんな極端なものでなくても、十分健康な食事を摂ることが出来ます。 それを学んだのがイタリアです。 皆さんイタリアの人たちは陽気で能天気だと思っていませんか? 彼らは実はリアリストなので、幸せは来ないかもしれないと思っています。 だから能動的に今日の晩御飯家族皆で。 幸せな食卓を囲もうとします。 夕食の時間厳守は、マンマが作った料理の 一番美味しいその時を逃さない為でもあります。 page24 匠の パ ス タ ラ ・ パ ペ リ ー ナ 店 主 大野 憲治

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